ストラディ・バリウスの音色
私が初めてストラディ・バリウスという
バイオリンの事を知ったのは、
千住真理子さんがテレビ出演されて、
その音色を聴いたのがきっかけでした。
その時は綺麗な音色だな~くらいにしか
思わなかったのですが、
3,4年前だったか、千住さんが仙台にいらして
バッハの曲を演奏してくれました。
生で聞くと、やはり違いますね!
「なんて艶やかで深みのある美しい音色なの~」と
バッハの曲と相まって、とても感動しました。
特に中音から低音にかけての深みとその
つややかさ、熟成された時間を感じさせる名器、
下世話な話だけど、ウン億円というのも
納得です。
ストラディ・バリウスの演奏家で有名なのが
イツァーク・パールマンなのですが、
「シンドラーのリスト」という映画のサントラで、
メイン・テーマの曲を担当されています。
先日、テレビのドキュメンタリーで、その
いいところのさわりを演奏していました。
イツァークさんがユダヤ人の子孫ということ、
ジョン・ウイリアムスの曲も勿論いいのだけど
そういうのとまた音色が素晴らしくて、何だか
ユダヤ人の苦しみや悲しみが伝わってくる気がしました。
あんなにユダヤ人を迫害したんだろうな、
と勝手に想像しました。アインシュタインとか、
ユダヤ人は優秀な人が多いし、
以前読んだ本でも、「勉強した財産は
頭に残るから、火事や泥棒でも奪うことは
できない」って言って、勉強の大切さを説いて
いたっけなぁ。
イツァーク・パールマンはバッハの曲も
良くて、マルタ・アルゲリッチと共演の
CDもおすすめです。
機会があったら聞いてみて下さいね。
もちろん「シンドラーのリスト」も。