奈良・法隆寺(歴女のロマンが~)
まんが「日出処の天子」が好きで、いつか行ってみたいと
思っていた法隆寺。4年前の春に行ってきたことがあるんです。
(今日のブラタモリのおかげで思い出しました)
1300年経っても立派な姿で残っていてくれて、神々しさを
感じたのを覚えています。
もっと予習していけばよかったなぁ。
世界最古の木造建築で、西院伽藍の五重の塔と金堂から
見たのですが、聖徳太子を象徴するお寺と思うと、それだけで
感動してしまいました。
大和川を通る当時の交通の中継地点という立地の良さとか、
きれいに見渡せることで、遣隋使が来た時に「日本やるじゃん」と
思わせるためだとか、沢山の人々にこの寺を見てもらいたいという
聖徳太子のパッションが伝わってきました。
(太子は遣隋使への手紙でも、日本と隋は対等な国と国との付き合いだと
タイマン張ってくれて、明治維新の人々だけでなく、その後の日本が独立した
国家への道筋をつけてくれたひとりだと思っています。)やるな、聖徳太子!
柱の立て方ひとつにも、ギリシャの神殿の柱と同じ
エンタシスという立て方、特別な美、柱の梁にも江戸時代と
飛鳥時代の様式の違いそして、それを大事に後世に残してきて
くれた当時の人々。
金堂の大きく張り出した軒を支えるために
江戸時代に支えを足したり、(非常に頼りない構造だから)
詳しく知ると、歴史のロマンを感じずにいられません。
その時、東院伽藍へ向かう途中に知らないおじさんに
「ここから見ると五重塔がいっそうきれいに見えるよ」
と教えてもらって、「ありがとうございます!地元の人は違いますね」
と言って別れ、「ああ奈良の方は親切だな~」と思ったら、それを近くで
見ていたお土産屋のお姉さまが、「あの人はね、何年か前に
ここに来た人なの。あんなことは地元の人なら言うまでもないの」と
(おじさんは「さすが地元の人!」って言われるのが心地よかった人らしい)
ひえ~、お姉さま、ここも京女ばりに奈良女のプライドの高さを感じましたよ。
でも、そういう気持ちがこの奈良や京都を守ってきてくれているんですよね。
だから変わらずにいて下さいね。
(聖徳太子が考え事や瞑想をしたい時などに籠ったという)
近くには世界遺産の古市・百舌古墳もあるし、豊かな自然と天平ロマンですね。
国際的に認められる日本の仏教のシンボルのお寺など。
いつか機会があればまた行きたいです。奈良は美しい仏像を見るのも
楽しくて、山岸涼子先生や里中満智子先生が憧れてマンガにしちゃうのも、
仏女さんの気持ちも理解できるような気がしました。
東大寺のシカたちよ、どうか待っていておくれ!
読んで下さってありがとうございました。
関西の皆さまも、頑張って下さいね!