「シンク・クリアリー」を読んで
頭のいいひとって色んなことをちゃんと整理して
いるんだわ～っていうのと、これだけ明確にできることや
出来ないことに対するいい意味での線引きとか、マネできる
ことも多いので、読んで良かったと思います。彦摩呂風に言うなら
「まるで思考の玉手箱や～！」
特に心に留まったのは、
「失った時間とお金は取り戻せないが、起きた出来事の解釈は
変えることができる」
両親の離婚や経済的貧困、父からの虐待、母のために
無理して店で働いたりして、辛い思い沢山したけれど、だからこそ
同じような境遇の人の悲しみや怒りが理解できるという自負があります。
著者が修道院で学んだ究極のメンタルアカウンティング
のひとつとして、
「人の命は神さまに与えられたものだから、あなたが今生きている
時間は神さまからの贈り物」って。私がいま生きているのも、父が私を
殴り殺さなかったし、ネグレクト気味の母だったが、なんとか
死なない程度に18才までは店のおかげでご飯は食べられたこと。
本当に過酷だったけれど、なんとか今生きている。
少し話はそれますが、「働き方完全無双」でひろゆきさんも言っていたけど、
「1300年頃の人は社会を進歩させる気がなくて、その頃のヨーロッパはキリスト教の
影響がとても強くあって、もしキリスト教的生き方をみんなしていて、
そのままの精神性が続いていたら今ほどの便利さは享受できなくても、
地球が崩壊するリスクも少なく、人類がもっと長く生き延びる確率が
上がったかもしれない」と。
「物事を進める時、間違いに気付いたら修正しながら進めればよい」そうですね。
完璧な条件を求めてしまうとキリがないから、自分の努力できることの
範囲においてそうする方がいいと思います。失敗のないところに成功も
ないっていいますもんね。
あと、「自分以外の人間は変えられない。だから合わない人間は避ける。
そして上質な人だけを側に置くようにする」よくこれも言われていますが、
この本によると、もう人の性格は遺伝子と親の影響もあるから仕方がないということが
述べられており、そうか、遺伝子には勝てないよな、とあきらめの
気持ちが湧いてきました。確かに「この子にこの親あり」みたいなの
多いしな。合わない人に対して、私の言い方が良くなかったのかな、
私の解釈が悪かったのかな、とか自分を責めたりすることも多かったのですが、
もう仕方ないこともあるよねってことですね。
「どんなに心を尽くして話しても通じない奴がこの世にいる」って、
ひろゆきさんの本にも書いてあったっけ。
あと、「沈没する船の映画は見ても、沈没する船には乗りたくない」で
真のヒーローや賢人は、実は腕のいいホームドクターや優れた教師、
合理的な立法者、百戦錬磨の外交官といった「問題を未然に防いでいる
人たちのほうなのだ」
その通りです。おうちを切り盛りするお母さん、
毎日子供たちにご飯を食べさせて、しつけして、家事して、そうして
おうちを守っているおかあさん、そして、外で一生懸命働いているお父さん、
（お仕事しているお母さんも）家族という船を沈没させない様に、精一杯
みんな頑張っているから、船が沈没しないんです。
ちゃんとした生活を維持するのは結構大変です。
そして最後に、「本当に価値があるものを見極めよう」その通り。
格言的になりますが、「あなたの本当にふさわしいものしか、あなたの手のひらの
上にはのらない」と以前何かの本で読みました。きっと、人の大事にしなければ
ならないことは実はあまり多くないし、スッキリと片付いた部屋が気持ちいいように、
本当に必要なモノ、こと、それ以外は持たない方が管理コストが
かからずその分スイスイと生きられるってことなんでしょうね。
私も家の掃除を進めて行くうちに、不要な本を処分してちょっと寂しかった
けど、本棚にはこれからも何かあったときに読み返したい本を置くつもり
です。「シンクク・クリアリー」は何度も読む気がします。
気持ちを整理したい時にはいいですね。自分だけだとネガティブになりがち
だし ( ^)o(^ )
いい本を何度も読んだ方がいいって書いてあった。人生の時間は
限られているから、大事に使いたい。子育てもだいたい大きいところ
終わって、あと少し。自分の事を後回しにして頑張ってきたから。
最後に、ボランティアもいいが、とりあえず募金を先にした方がいいという
事が書いてあって、そうだな、それぞれ得意分野があるから、そういう人を
支援するのに使ってもらったほうがいいのでしょうね。
掃除を頑張ったら、部屋がスッキリして気持ちがいいです。
長文になってしまいましたが、読んで下さってありがとうございました。
