☆れいこさんのお部屋へようこそ☆

宮城のこと、大好きな京都や神戸、大阪、そして読んだ本のこと美味しかったものなどを書いています☆彡(時々美術音楽関係とか)

花いくさ 京都祇園伝説の芸妓・岩崎峰子を見て

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上村松園の絵から抜け出してきたみたいな美しさ)
昔のドラマは面白かったですね。(2007年だから)井上真央がかわいい。

4才で岩崎の養女になり、跡取りになって29歳でを引退するまでの

6年間、人気ナンバーワンの伝説の芸妓さんの自伝を

フィクションを交えてドラマに再構成した内容です。

真央の姉役の戸田菜穂小沢真珠の悪役がすごくいい味出していたし、

佐藤二朗もちょい悪役みたいな感じで出ていて、やっぱり

ドラマって悪役がいないと盛り上がらない気がします。

 

名取裕子の血の繋がらないお母さんにも泣かされました。

血が繋がらなくても、娘が恋愛や仕事に悩んでいることを

側で見ていてつらかったと気持ちを打ち明けるシーンも良かったし、

真央さんが名取さんにラストで「扇には要があるからきれいに開けるんや」

って、「これからもよろしくな、おかあちゃん」って

言うシーンはじーんときました。

 

戸田さんと葉月里緒奈の取っ組み合いのケンカのシーンなんか、

かつて池上季実子さんが出ていた「陽暉桜」みたいな感じで

(「女は競ってこそ華、負けて落ちれば泥」ってキャッチコピーも

よかったですよね。今はああいう大人女子向けの映画がないのが残念です)

二人は売れっ子同士で、ここぞとばかりに互いの胸の内をぶつけ合って

髪の毛ぐしゃぐしゃで罵詈雑言浴びせて、着物の袖を破いたり水をぶっかけたりとか、

今の若くて可愛い系の女優さん達にできるのだろうかと

思ってしまうくらい。

 

戸田さんは広島出身なので、京ことばもわりとうまいんじゃかいかなって

思いました。(今俳句のテレビで活躍されていますね)関西弁って

下手な人がやるとだんだん気の毒になってくる。

お決まりのちょい役の山村紅葉もいい。この人の京ことばは本物なので

流れるようにきれい。

 

これを見てたら京都にまた行きたくなりました。(もう私の中では

勝手に帰省と決めています。心の故郷です。)はやく収束して、

楽しく外出できる日が早く来るといいですね!

 

祇園祭山鉾巡行も今年は中止になって、寂しいです。テレビで

見るだけでもなんだかホッとするというか、ああ京都の夏なんだ~って

勝手に思っていましたし。でも京都もきっと私を待っていてくれる。

(という妄想)

 

この岩崎さんの本を読んでいると、やはり一流になる人は

気配りとか、つまり想像力を働かせることができる人なんだと

思いました。あと、お茶やお花、舞のお稽古を何年も重ねて、

自分を一流品に育てているから、京の舞妓はん芸妓はんは皆の

憧れの存在なんですね。もう動く美術品みたいですもん。

祇園で午前中に舞妓はん見たことありますが、おこしらえして

なくてももう浴衣姿も粋な感じで、着こなしというか、もう身体に

浴衣や着物が馴染んでいますもんね。

 

ああ早く京都に行きたいな~。伊藤久右衛門行ったり、大丸行ったり、

お寺巡りしたり、鴨川沿いを歩いたり、洋食屋さんいったり、銭湯も

楽しい。地元の王将も美味しい!餃子食べたくなってきた!

ただぶらぶらするだけでも京都は楽しい。

キリがないので今日はこのへんで。

 

読んで下さってありがとうございました。

 (医療従事者の皆さま、どうかお身体を壊さずにお仕事

頑張って下さい。私もうつらない、うつさないようにします。)