たゆたえども沈まず
今朝、作家の原田マハさんがTVのインタビューで
お話しされていたのですが、セーヌ川の中州のひとつ
シテ島は、かつて何度も川が氾濫したり、嵐にあっても
踏ん張り続けた。私たちも今、同じように困難に耐え、
嵐が過ぎ去り平和な日々に戻れる日が来るから、それまで
一緒に頑張りましょうという力強いメッセージだった。
(ノートルダム大聖堂やマリーアントワネットが幽閉された
塔があるのも始めて知りました。)
そして、この騒動でフランスから急いで帰国する時に、
同じ便に乗り合わせていた日本人たちが沈黙を守っていたことに
強さを感じた、ともお話しされていた。外国の方々はわりと
主張が強めで、日本人はシャイだとかよく言われるけれど、
困難の時、静けさを保てることも日本人の強さだとお話しされて
いて、心強く思いました。
原田さんはいま、「喝采」という小説を制作されて
いて、医療従事者の皆さん、そして他にも名もない
けれど私たちの命を繋ぐためにお仕事されている方々の
ことを書いておられるとのこと。言葉で皆の気持ちを励ますことが
できるのはさすが人気作家さんですね。
フランスも憧れの美の国。いつか行ってみたいです。
成熟した文化と素晴らしい芸術品の数々。ルーブル美術館も
見たいし、そのためには元気でいて、お金も貯めなくっちゃね!
あと、フランスのことも勉強してみよう。
(たゆたえども--は、ご自身の小説のタイトルでもあるんですね。)皆さまもお身体にお気をつけて下さいね。美味しいものを
食べたり、少し外出したり。私も上手に息抜きしながら
頑張ります。(しかし、お菓子ポリポリで肥えたかな~と
ちょっと反省気味)
仙台でも休業要請は緩和されましたが、すぐにいつも通りとは
行かないようです。メイドカフェもビニールシートを席に張って
感染防止しながら経営をするために工夫している。とくダネの小倉さんも
言っていたけれど、もし、国分町で感染が広がらなければ、他の
地域にもいいモデルになるかもしれないって。
震災で大変な思いをした人々は結束が強いのではないかとも
話して下さり、東北人としてちょっと嬉しく思いました。
(小倉さんは秋田出身ですもんね。)
「たゆたえども、沈まず」
フランスっぽい美と誇り、そして強さが感じられる言葉。
矜持なのですね、今必要なのは。
読んで下さってありがとうございました。