パク・キュヒさんのラグリマ
(このCDにはラグリマは入っていません)
先日、らららクラシックで見たのですが、韓国人の
女性で素晴らしいギタリストさんがいるもんだなと
思い、CDを借りてきました。アルハンブラとかラグリマとか
やはりお馴染みのギターの名曲でも、演奏する方によって
味わいが違うのがまた面白いというか、女性ならではの柔らかさとか、
男性のパワフルな感じとか、弦楽器ってとくに違いが表れやすい
のかなって思います。
この「サウダーデ」は聞きやすくて、最近お気に入りです。
叙情的でありながら、サラッとした感じがいいですね。
1曲目のパリャーソや3曲目のフレーヴォとかが特に好きです。
キュヒさんは幼い頃から日本で暮らしていらしたから日本語も
上手くて、テレビで演奏されたラグリマも改めていい曲だなと
思いました。この曲の持つ切なさ、哀しみの中の美とか、
トレモロのテクニックも素晴らしいし、
なんだか優しい気持ちになりました。
ヨドバシドットコムでCDを買ってみようかと思っています。
梅雨になっておうち時間もさらに多くなったら、素敵な時間が過ごせる
気がしますね。おいしい紅茶でも飲みながら。
今、音楽や舞台の皆さまは大変でしょう。私たち見る側も来年に延期と
なったリサイタルがあって、悲しいです。でも芸術を愛する心はなくして
いません。先日、バイオリニストの木嶋まゆさんがTVでこうおっしゃって
いました。「芸術って不急ではないけれど、不要ではない」と。
いい言葉だと思います。
芸術は不滅です。それを愛し続ける人々がいる限り。
読んで下さってありがとうございました。