☆れいこさんのお部屋へようこそ☆

宮城のこと、大好きな京都や神戸、大阪、そして読んだ本のこと美味しかったものなどを書いています☆彡(時々美術音楽関係とか)

「人はなぜ他人を許せないのか」を読んで

f:id:reikosannooheya:20200620220525j:plain

最近困ったら中野信子頼みになっている感が否めません。

しかし、なるほどな~って納得して、子供の一言にイライラしたり

している自分にも腑に落ちる内容でした。

30才までは脳って成長の途中なんですね。だからこちらが大人に

なってハイハイって言っておけばいい時もあるんです。

(でも、大学入学早々ズームとかで慣れない授業しているから、

きっとどこかに八つ当たりしたくなるのでしょう。)授業中だから、

こちらも静かにしなきゃ、とか気を遣ってはいるんだけどなぁ。

 

日本人は自然災害を乗り越えてきた歴史があるので、

特に幸い島国で他国からの影響も明治まで殆ど受けずに

来ているから、集団が正義になってしまう傾向がある。

よく言えば支え合い、悪く言えば皆に同調することで安心する。

この本にも、他人に制裁を加えると、脳の快楽物質ドーパミン

出てくるって書いてあったしなぁ。それにハマってしまうと

他人のアラ探しをするようになるらしいです。

 

多数が正義とか、確かに気持ち的に陥りやすいワナだと

冷静に考えるとそう思います。ネットだと匿名で批判できるし、

そういうの「みんなもやっているからいいだろう」でうっぷん

晴らししてしまう恐ろしさも分析されています。

 

天才とは自分を見せるのが長けている人が多く、

「富士山も遠くから見るのがいい」というのも頷けました。

あと、バイアスは脳の手抜きというのもそうだなと思います。

確かに楽ですもんね。ご飯も同じの作る方が楽というのとかなり

似てるかな。

 

脳に変化を与えないと脳が錆びるみたいなことも書いて

あって、普段読まない本を読むとか、通勤も違う道を歩いてみるとか

外食も違う店を選ぶなど、ちょっとした工夫が認知症の予防向けに

なるとか。確かに、行ったことがないことや未経験なことって

めんどくさいし、別にいいか、って敬遠しがちですが、旅行は好き

だし、知らないことを知るのは楽しいからできそうなことから

挑戦してみようと思います。

 

母が認知症になって、自分の年齢が分からなくなったり、

言葉が出て来なくなって、以前から財布がないと言って、それが私のせいに

なったり、実際自分が何度もそういう目に合うと、よく言われるあの

「一緒に探しましょう」と素直に言えなくてつい怒ったり。

それでもいいんです。こちらも感情を持つ人間だもの。

 

それとメタ認知といって、自分を客観的に見るクセを持っておくと

いいようですね。以前お坊さんの書いた本を読んでいたら、

「人間だから心が揺れて当たり前。でも、振り子のようにまた

落ち着いたら真ん中に戻ってくればいい」って書いてあり、

ホッとしたことがあります。

 

少しそれますが、みんなが満員電車に乗って通勤しなくても、

自宅ワークでできる職種の人もいるのだから、仕事の仕方の

形態が変わることも悪くないとも書いてありました。

確かに、以前某役所で事務のバイトしていた時も、

「この人椅子を温めにここに来ているんだ、税〇泥〇?」

みたいなのいましたし。そういうのを淘汰して、本当に必要な

人材を大事にできる社会になって欲しいです。

 

なんかまとまりのない終わりになってしまいましたが、

読んで下さってありがとうございました。