リヒテンシュタイン公爵家の至宝展
やっと行ってきました!今日はお盆期間ということや、
雨のせいか思ったより人出は少なく、芸術品をたっぷりと
堪能することができました。
こうやって美術館で絵を見ることができて、本当に嬉しかったし、
ミュージアムショップを覗いたりできるってことが
普通にできるってとても有り難いなって気持ちになりました。
やはり一番感動したのがルーベンスの
「ぺルセウスとアンドロメダ」です。以前ベラスケス展が東京で
あった時、ルーベンスも何点か見たのですが、俳優の及川光博さんが
ナビゲーターをしてくれた番組で、「ルーベンスはまるで女優ライトが
当たっているみたいな輝き」ってお話しされていましたが、
確かに、映画のワンシーンみたいなドラマティックな画面構成が
私たち見る者を惹きつけて止まないと思います。
女性の恥じらっている表情も可愛いですよね。
女性や天使の肌の輝きと、騎士のマントの赤、そして周りの暗い岩場の
色合いがルーベンスらしいというか、ちょっと少女マンガ風かなと
思ってしまうのは私だけでしょうか。
ネロじゃなくてもつい最後にこの目に焼き付けておきたくなります。
展示出る前にもう一度見てしまいました。
他には鑑定のテレビでしか見たことない中国の景徳鎮
とか日本の有田焼など陶器も素晴らしくて、こんなの普段遣い
できるなんて、公爵家羨ましい~。
帰りにカフェモーツアルトから美味しそうなパスタの香りが。
今はテラス席もあるので、皆さんそれぞれに食事を楽しんで
おられました。いいな。こういう何気ない光景。
愛すべき平和な生活が一日も早く戻りますように。
宮城県美術館も移転問題ありますけど、痛んだ場所を修理して
保存して欲しいですね。今回展示してある美術品も、そして
今私たちが見ることの出来る美術品は、先人が残してくれたもの
だから。あらゆる厄災を乗り越えて今、こうしてこの世界に
存在するように。
読んで下さってありがとうございました。
次は東山魁夷展、とても楽しみです。
魁夷ブルー、目にも心にも沁みる~。