鬼滅の刃のこと
(ついに雑誌ananの表紙にまで!すごい~!)
息子がハマって映画館でボロ泣きしたというこの鬼滅。
どこ行っても関連商品がいっぱいですね~。こんなにヒットするのは
なんでだろうと息子のマンガを借りて読んだ私。
なるほど、素敵な仲間とか家族愛なんだな~。ご時世と
シンクロして、今ある幸せを大切にしなくちゃっていう気持ちに
させられました。
もちろんジャンプ読者以外の人々を魅了するのは、
主人公以外の人もそれぞれに何がしかの事情を抱えていて、
鬼になってしまった人も哀れな理由があって、主人公炭治郎は
そんな鬼が首を斬られることになっても、その相手を最後に
慮った優しい言葉をかけたりとか。時代劇っぽい要素もあり、
作者が女性だからかも知れませんが、優しいヒーローですよね。
社会学者の古市憲寿さんがご自身の著書でこう述べておられました。
「鬼滅ブームって、一生懸命頑張って生きている人が報われる
社会であって欲しいと言う気持ちの表れではないか」と。
そういうのもそうだな~と思いますが、やっぱり登場人物の
一生懸命さ、ひたむきな気持ちが言葉にこもっていて、
最終巻の禰豆子のセリフにもじーんと来てしまいました。
ちょっと残酷なシーンとかは苦手ですけど、話そのものは
いいですし、今の人間社会でも表向きは優しい顔をしたコワい
鬼さんいっぱいいますよね。
そんな世相というか社会を反映している気もします。
もちろん優しい人もいますしね。それがこの世というもの。
もう少しで「千と千尋ー」も記録を抜かれそうですが、
こうなったら宮崎駿さんも次のヒット作お願いしますよ!
このブームに乗ってファンの皆さんが遊びに来て下さることを
願っています。塩竈って海も近くってお寿司も美味しいし、
宮城が誇る名酒佐浦の浦霞もあります!こんな寒い日は日本酒が
恋しい~。)脱線しました。
作者の吾峠先生が「銀魂」に憧れて作ったとも言われる
ので、ちょっと作風が似ている感じもしますが、エッセンスが
さらに詰まった感じです。「銀魂」の映画で空知先生が鬼滅の
イラストを描いたり、そのユーモアセンスが草。
また場面場面でしみじみくる曲がいいですね。
読んで下さってありがとうございました~。