☆れいこさんのお部屋へようこそ☆

宮城のこと、大好きな京都や神戸、大阪、そして読んだ本のこと美味しかったものなどを書いています☆彡(時々美術音楽関係とか)

「良家の子育て」を読んで

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私立のいい幼稚園へ入れたいと思っている方は

必見。こんな風に子育てすればよかったのね…一日を健康で

恙なく過ごさせるので精いっぱいで、と言い訳をしてしまいました。

生活習慣、マナー、思いやりの心、小さくてもレディ・ジェントルマンと

して接することの大切さが詰まった一冊です。

 

「お店にいった時に、食事の後お皿を重ねてよいか考える」

子供の頃ってそんな立派なお店に行ったことがないから分かりません

でした。

「足をぶらぶらさせない」は昔「キャッツ」を見に行った時、

後の席のお子さんが飽きてきたようで私の席をボンボン蹴ってくれて、

グリザベラが「メモリー」を歌うあの感動のシーンだったので、

「すみませんが蹴らないでください」と注意したことがあります。

勿論一流のものに触れさせてあげることも大切な教育です。

しかし、こういうところの過ごし方を教えるというのもまた

大切な教育だと思います。

チケットだって決して安価なものではないのですから。

 

「相手の気持ちを考えられる」とか「約束を守る」、大人でも

できない人っていますよね。あと「いやなことも伝えられる」

これは大事だと思います。私は、自分さえ我慢すればその場が

うまく収まると自分を抑え込んでしまって、姉妹の長女というだけで

損ばかりしてきたので、こういうことをもっと早く知りたかったなぁ。

勿論「No」と言ったあと、ごめんねと付け加えることが大事と

書いてあって、これは役に立ちます。

 

「汚れた足で人の家に上がらない」素晴らしい。

裸足でもよそのお家に上がる時は靴下をはく。

私って田舎者とつくづく知る。

 

「畳のヘリを踏まない」

これは3年位前に仙台白百合学園の学園祭でお点前に行って、茶室の

待合室で居合わせた白百合小のお母様ががお嬢様に教えていましたっけ。

さすが~。そしてヘリを踏んではいけない理由をその場のオトナ同士で

おしゃべりしていました。諸説あるみたいですが、家屋を大切に

使うということで、ヘリの部分は構造上弱いため踏まないというのが

理由のひとつのようです。その雑談の時一緒にいた、小学生のお孫さんを

お持ちのおばあさまが、中学校から入学させたいと

お考えのようでしたので、「キリスト教が嫌いじゃなかったら

いい学校だから入れた方がいいと思いますよ」とお話しした

思い出があります。

確かにその場にいた白百合小のお嬢様方は小さくてもレディの

品格を漂わせていましたっけ。お家でのしつけももちろんきちんと

されているのでしょうし、将来はきっと素敵な女性になられるの

でしょうね!

 

最後に、「強い心を育てる」これは貧富とか関係なしに

頑張れることなのですが、「人のせいにしない」ということ、

そういう時、人がどうだからとは言わないこと、そして自分のしたことが

良い事か悪い事かを考えさせる。大事ですね。

「けじめをつける」

これは大人でもできていない人がいるので、やはり

はしゃぐ時、そして静かにする時、その場のシーンをわきまえて

行動するって大切ですしね。

 

その他にも沢山いいことが書いてあって、子供の頃に知りたかった

なと思いました。私の母は放任主義だったので、私はよそで恥を

かいたりすることがあり、自分の子育てにはそういうことが

ないように頑張ってきたつもりですが、ウチの子たちは

二人とももう20歳過ぎてもまだまだの所があるので、

親としては心配なところがあるのです。

でも、私が20歳の時よりはいいかな。

 親の姿を見て育つというのもあるので、まだまだ

気は抜けません。

 

読んで下さってありがとうございました。

お小さいお子さんをお持ちのお母様お父様は

読んで損はなし。でも、もうすでに御存知でしたら

すみません。

 

「親切にされたらお礼の手紙を書く」

こんなの大人でも嬉しい~!