映画「日々是好日」を見て
樹木希林さんの遺作ということで興味があって見ました。
茶道の先生の役なのですが、所作が流れるように自然で綺麗
でしたね。黒木華さんも二十歳からアラフォー位の年代を見事に
演じ分けており、キャピっとした女子大生からしっとりアラフォー
まで可愛かったと思います。
フェリーニの「道」みたいな何気げなさの中にじわっとした感動を
くれる映画でした。(劇中でも黒木さんのセリフの中にありました)
多部未華子さんが従姉妹で、何でも先を行っちゃう(就職・結婚等)
華やかな存在的な役どころでした。NHKの朝ドラの時と明らかに
目が違うので、そちらも少し気になるところでした。
(○形?)
黒木さんや希林さんの着物も素敵でした。
若い人は華やかな着こなし、歳をとったら渋い着物を粋に着こなし、
かっこよくて憧れちゃいます。
それは置いといて、お父さんが亡くなって、希林さんに励まされる
シーンが一番感動しましたね。希林さんのさりげない優しさに
涙がぽろり。茶道の師匠なのに、何だか年代を超えた友情みたいな
ものを感じました。
親御さんの暖かく見守ってくれる感もいいですね。
そして茶道の時に出てくる和菓子の美味しそうなこと!
エンドロールをチェックすると、やはり「とらや」や
学生時代、茶道部だったのでよく子供の学校の文化祭へ行くと、
必ず茶道部へ行きますが、どんな茶席かな~とか、どんなお菓子
だろうって想像するのも楽しみなんです。そして実際そのお茶と
お菓子のハーモニーがばっちりだと、至福のひとときですね。
季節の掛物、しつらえ、そういうのを楽しむのもいいです。
あと、生徒さん達が一生懸命もてなしてくれる心とか。
あー京都行って素敵なお庭を見ながらお茶飲みたいな!
やっぱり和室や日本庭園、畳が落ち着きますね。
読んで下さってありがとうございました。