☆れいこさんのお部屋へようこそ☆

宮城のこと、大好きな京都や神戸、大阪、そして読んだ本のこと美味しかったものなどを書いています☆彡(時々美術音楽関係とか)

あぐり お義父様との別れ

来てほしくない日がついに…。あんなに優しかった

おとうさまが逝ってしまわれた!なんだかエイスケさんロスに

続いておとうさまロスになってしまいそう。若干一方的な

所もあるが、根はやさしくって何か大変なことがあった時には、

いつも岡山から駆けつけてくれたり、家族思いのいいお父さん

だったのに寂しいです。お母様も「あぐりの夢を応援するのが

私の夢」と言った後亡くなられて、家族愛が心が温まりますね。

実際はこんなご家庭の方が少ないんでしょうけれど。

 

お祭りのことで仏壇の写真の妻光代との会話が泣けますよね。

まだお迎えに来てほしくなかったです。でも、夫婦愛が感じられて

いいシーンでした。あぐりも美容師になる夢を反対されたけれど、

最終的には応援してくれたし、東京に来て土地の事で騙されて、

世津子さんに一緒に暮らそうって言われたけど内緒で岡山に

帰ったり、そしてみんなの優しさが一層別れを辛くさせると

いうか、もうすぐ話自体も終わりという寂しさとか入り混じって、

泣けちゃいました。

そして、しおさんに最後の俳句をわたされて、季語の重複を

磯部さん達が泣きながら笑うシーンや、世津子さんがお店で

一人お酒を飲みながら悲しむところもオトナの恋愛の切ない

別れという感じでいいと思いました。

 

特に、林(高嶋弟)の存在を知って、最初は反対するけど

あぐりを自由にしてやろう、この家から嫁に出してやろう」と

息子の勇造さんに言うシーンは涙腺が崩壊しました。

 

あぐりもそんなおとうさまが好きで、岡山の支店の土地の購入を

手伝って欲しいという矢先に…。辛い。

「生きるということは愛する者との別れ」とは瀬戸内寂聴さんの法話でも

聞いたことがありますが、里見浩太朗さんは水戸黄門の助さんからの

ファンですし、お元気でまだまだ活躍して欲しいです。

 

読んで下さってありがとうございました。

 

あぐりは再婚したのち、林が亡くなった後しばらくして林姓から

吉行姓に戻したそうです。やはり実際でも吉行栄介の妻、淳之介、

和子・理恵の母というプライドがそうさせたのかもしれません。

兄弟3人とも作家、女優とすごい経歴の持ち主ですもんね。

そしてどんな時代でも女性は手に職が強いです。

(私の妹も勉強は大の苦手でしたが看護師として姉妹で一番

年収は高いです。下世話な話でスミマセン。)