☆れいこさんのお部屋へようこそ☆

宮城のこと、大好きな京都や神戸、大阪、そして読んだ本のこと美味しかったものなどを書いています☆彡(時々美術音楽関係とか)

映画「ダイナー」(藤原竜也主演)を見て

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藤原竜也くんのモノマネをしているガーリィレコード高井さんの

カイジ」ネタが大好きで、「ダイナー」のモノマネを(なぜか

カイジの格好でやっている)ユーチューブを見て、本物を見たい!

と思い、今朝早くゲオでDVDをレンタル。

「俺は~ここの~王だ~」というフレーズには思わず高井さんを

重ねて笑ってしまう。声も似てるから一層おかしい~。

(主演:おれ~!)

 

中盤までは残酷なシーンに見ているのがキツくなってきたが、

段々内容を追うにつれ、魔女の宅急便というか、思い出のマーニーというか、

ひとりの女の子の成長物語なんだという結論に至りました。

客商売の仕事してると、お客さんからのセクハラ、クレーム、

上手くできなくて上の人からの叱られたり、(客商売は嫌いではないが)

忙しく立ちっぱなしが辛くて、仕事の厳しさに心が折れそうになったり、

(私も両親が離婚後、母の営む飲食店を手伝っていた時、そういう目に

散々あって、顔面神経痛になりました。母は人件費を節約するために

私に無償で店を手伝わせていました。ホント辛かったなぁ。)

話がそれました。ごめんなさい。

 

親切そうな人が実は悪党だったり、厳しい人(犬)が実は

味方だとか。

そして普通の傍観者がいて。殺し屋専門のダイナー

だから「殺す!」という言葉が四六時中出てくるし、竜也くんは

自分の言いたいことしか言わないし、怯えるティナの気持ちもわかるが、

よく竜也くんがティナに言っているのが、「お前は想像力が足りない」

っていうのがキーワードというか、

これ結構生きて行く上で大事なことだったりするよねって思ったり。

殺す!は過激だけど、死に直面すると人間の本音がでてくるのもまた

真実だと思うし、一番刺さったのが、竜也くんがティナに向けて、

「お前の逃げているものに立ち向かわない限り、お前はそれに

追いかけられる」っていうセリフ。生きる覚悟が必要だとティナに

気付きを与えるシーンが心に残っています。

(間違っていたらごめんなさい。)

怯えながら現実逃避していた女の子が、強くなりたいって、

頑張って行くうちに社会に揉まれて、ひとりの人間として成長していく

姿が思わず応援したい気持ちになりました。

 

あと、スフレを食べて満足して殺人鬼になっちゃう小栗旬

(お母さんとの関係で心に傷を負っている)に、

「こいつの生きる目標は完璧なスフレを食べることだった、それを

満たしたからこいつは生きる目標を失った」というセリフで、

これは私の勝手な解釈になりますが、人は「生きる目標」が

あることが、人生の支えになっているのかもしれないと思いました。

そしてそれが苦しみや悲しみを乗り越える力になってくれているのかも

しれません。

 

サスペンスっぽいのかなと思っていましたが、

想像よりもいい映画だったと思います。(蜷川さんごめんなさいっ!)

そして宝塚の女優さんの存在感やアクションの素晴らしさを余すところ

なく出していて、悪役なのに真矢ミキや真琴つばさかっこよかった!

真矢さんと一騎打ちのラストの竜也さんかっこよかった!

真矢さん演じる新オーナーにとっては単なるコックであっても、

「俺はここの王だ、砂糖の一粒までも俺に従う」と言って

立ち向かうシーンは料理人としての誇りが感じられて、感動しました。

さりげなくお父様のトリビュートしてたり、お花満載の映像美とか、

お約束の土屋アンナとか、蜷川ワールド全開でした。

機会があったらどうぞ。

 

読んで下さってありがとうございました。