ミケランジェロの彫刻~国立西洋美術館 2018~
2018年の8月に上野の国立西洋美術館で
「ミケランジェロと理想の身体」を見てきました。
ミケランジェロ自身の作品は2点のみでしたが、
他の作品もよかったです。
生きているうちに見てみたいと思って
いましたが、生ミケランジェロ、凄すぎます!
歌舞伎の玉三郎さんが
「私の心は良い感動を味わうためにある」と
おっしゃっていましたが、今まさにそれを体感して
いるのだと思わずにはいられませんでした。
テレビでダヴィデ像を見たことはあるのですが、
赴く若者の勇ましさを感じましたが、このダヴィデ
=アポロは歳月を経て、あらゆる欲とかをそぎ落とした
すっきりしたお坊さんのような美しさだと
思いました。
完璧なボディ、どこから見ても美しい。
神のごときってこういう作品のことを言うの
ですね。像の周りをぐるりと一周して、
永遠にこの時が止まればいいのに、
と思う位良かったです。
漫画の「ブラックジャック」でも
「この瞬間が永遠なんだ」と先生が言っていたから、
今こうしてお話しできているしなぁ。
もう一体の天使の像も精巧で繊細な作品で、
豪快なイメージのミケランジェロからは
想像もつかない可愛らしい像でした。
漫画家のヤマザキマリさんが、
「完璧な三角形の構図で、全ての男性の憧れ」と
言っていたロンダニーニのピエター。
傷ついた自分を主イエスに重ね合わせて慰めてほしい
願望かぁ。あるかも~☆
これも生きているうちに見てみないといけませんね!
ミケちゃん、天才!
いい彫刻ってなんか触りたくなってしまう。
国立西洋美術館は常設展もレベル高いですよね。
東京の方が心底羨ましく感じるときがあります。
また行かなくちゃ。
読んで下さってありがとうございました。