☆れいこさんのお部屋へようこそ☆

宮城のこと、大好きな京都や神戸、大阪、そして読んだ本のこと美味しかったものなどを書いています☆彡(時々美術音楽関係とか)

面倒だから、しよう ~渡辺和子先生~

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いつか書きたいと思っていました。

亡くなってしまったけれど、我が家のトイレに

雑誌エッセで渡辺和子先生の特集があった時の

コピーを貼って毎日励まされています。

 

先生の御著書「置かれた場所で咲きなさい」は

有名ですが、その第2弾です。この本では、

「境遇は自分で選ぶことはできなくても、

生き方は自分で選ぶことは

できるー。」その言葉が自分を見失いそうになった時に

何度も救い上げてくれました。

「面倒でもする、安易に流され易い

自分と絶えず闘って、倒れてもまた立ち上がって生きてゆく人を

育てたいのです。」そう述べてあります。

 

「神様はあなたの身に余る試練は与えない、

だから信じて歩み続けよう」

これも気休めだよな、とねじけた見方をしていましたが

ジャーナリストの佐藤優さんが、

「この試練の意味は何かと考えた時、

自分は強さに一歩近づいた気がして強くなれる」とも

お話しされていた。佐藤さんもキリスト教の信者さんだが

試練の意味、そんな風に考えると少し前向きに

なれる気がしてきました。

 

そんな渡辺先生でも、お父様が射殺された相手を

赦すことができなくて、せめて相手の不幸を願わないことを

自分に課しているとおっしゃっていました。

「人間は弱いものです。口ではきれいな事を言っても、

体がついていかないことを知り、そんな自分を許すのです。」

なんだか親しみが湧いてきますよね。

 

きれいさはお金があれば手に入るが、美しさは

心の有り方が大事で、ダイアモンドも研磨されて

美しく輝くように、心も研磨が必要で、時に痛みや

我慢も伴うだろう、けれどそれを怠ってはいけないと

お話しされていた。亡くなっても本やお話しの

想い出は私たちの心に残って生き続けてくれますね。

 

読んで下さってありがとうございました。

今日が一番若い日だから、「今」を大切に生きる。

いい言葉ですね。