☆れいこさんのお部屋へようこそ☆

宮城のこと、大好きな京都や神戸、大阪、そして読んだ本のこと美味しかったものなどを書いています☆彡(時々美術音楽関係とか)

今日はエイスケさんの感謝祭でしたね

なんか和子の作文という振りからの総集編のようです。

なんだかユニークでほんの少し皮肉を込めながらの

あぐりの視点がいいですね。

「どんな時代にいても収まらない」とか、

「短い一生だったけど、自由で贅沢な生き方」とか。

 

エイスケを追って東京に出て、

チェリー先生に出逢って職業婦人を目指して、

先生の店で働いて時子さんや辰子さん、時々

虐められたりイヤミを言われたりしても持ち前の鈍感力と

明るさでスルーしたり。

今の時代って大事ですよね、スルー力

 

エイスケさんってどこかへ行ってしまうようで、肝心な時は

戻ってきて支えてくれる不思議な人でした。

女学校の退学騒動の時も、職員会議中に乗り込んで行って、

あぐりは僕の大切な妻です、家族です。」みたいな感じで

ちゃんと教育を受ける権利を主張してくれたのなんかも

カッコ良かった!

あぐりのお母さんの臨終の床では「あぐりと結婚して良かった、

心配しないように」と言ってあげたり。

(実際はフィクションなんでしょうけど)

 

このドラマでは、あぐりってちょっと抜けたところがあるけど、

経済的にも精神的に自立していて、感性豊かな素敵な女性だと

思います。立派過ぎて、男の人は「この人なら大丈夫」って

羽ばたいていってしまうのでしょう。

甘えすぎてもだめ、自立しすぎても駄目、バランスって難しい。

 

朝ドラのひどい旦那の部類に間違いなく入るのに、

なぜかこんなに愛されて心に残るって、演出も良かったと

思います。軽妙でユニーク、家族思いで、時々ここぞという

場面では真面目でシリアスになったり、萬斎さんの持つ魅力を

余すところなく引き出してくれたのがエイスケという

キャラクターと言っても過言ではないかもしれません。

 

淳之介が突然帰宅し、またひと波乱ありそうな望月家ですが、

また続きが楽しみですね。

 

読んで下さってありがとうございました。

 

 

あぐり 愛人との対決?

芸妓の鈴音が、淳之介が亡くなったと勘違いするシーンも

彼女らしい。画家の愛人が現れて、

「お腹にはエイスケの子供がいるのよ」なんてタンカをきられて、

一時はエイスケを憎むあぐりでしたが、お金を包んで愛人へ

渡すなんて、ひと昔前の政治家の奥さんみたいですね。

残された者同士なんて「同じ男性を愛した者同士」

なんて深い人類愛まで到達する境地ってすごい。

鳥の「かっこう」に例えて置いて行かれたという例えも、自分は

エイスケという男性を誰よりも理解し愛していたという自負が

感じられました。

 

愛人からすると、同じ芸術家同士で分かり合える世界線だったと

思いますが、正妻からすると、一家を支えるために仕事頑張って

いるのに、なんで?って思いもあると思いますし。

芸術家にはパトロンが必要ですが、パートナーになるには

「この地球上に元気で生きていてくれれば何もいらない」位の

嫉妬などという感情を超えた深い愛が必要なんですね。

 

あぐりの事も愛してはいるけれど、芸術家としてのエイスケを理解

できるのは愛人のほうだったということか。

 

実際にはあぐりへの愛の小説はなかったらしいですが、

そこは萬斎さんのイメージを崩さないためもあるんでしょう。

 

朝ドラってこないだの「おちょやん」みたいなダメ旦那・ダメ親父が

たまに出てきますが、エイスケさんは愛され系のダメ旦那だったと

思います。まぁいい旦那だとヒロインが奮起して仕事頑張ったり

しなくなるパターンがあるのかな。朝ドラつながりで、

「あさが来た」でも(波留がヒロイン・大同生命の実業家のとき)

玉木宏も愛され系ダメ夫パターンでしたが、さすがにここまで

ひどくはなかった。

ディーン・フジオカの五代様もすごい人気でしたよね。

今、「青天を衝け」でも活躍されてます。

 

脚本がいいのだと思いますが、劇中の演者さんの言葉が

いいですね。憐太郎さんが

「あいつの叫びを分かってやれなかった自分は馬鹿だ」とか、

残された者の痛みをよく表していると思います。

 

あと、お化けになって最後に子供たちに会いにくるのも

泣けたな~。愛人がフランスへ行ったと知り、

エイスケさんも亡くなってもうあぐり以外の女性の所へ

行くことはなくなり、どこかほっとした感じで終わりましたね。

不思議な二人の関係でしたが、あぐりはまた前を向いて生きていく。

もうエイスケさんに振り回されないと若干つまらないが、

これからも楽しみです。

 

読んで下さってありがとうございました。

 

 

 

 

仙台 すきやき割烹 かとう

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先日、すきやき割烹かとうでランチを頂きました。

予約なしで行きましたが、次からは予約した方がいいかな~と

いう感じで席は埋まっていました。流石人気店だけあります。

 

仙台牛のお店で、先日ネットで見たせんぎゅう丼があったから

食べてみようと値段を見たら、1980円だったので今回は

レディースランチに。(神戸だと神戸牛の牛丼はもっとお手頃価格

だったっけ。まぁオトナの都合って感じなのかな。)

 

レディースランチはエビフライとかローストビーフとか、

牛肉のしぐれ煮?など盛りだくさんでお値段以上の価値があったと

思います。さすが国産牛は柔らかくって美味しいですね。

エビフライもカリッとふわっとしていて美味し!


生ハムののったサラダも贅沢。「美味しいワイン持って

来て~!」という位のクオリティの高さですね。お新香も

塩梅が良くって、茶碗蒸しやオレンジのゼリーも美味でした。

 

県庁の裏でお昼時と言うこともあり、結構役所関係のお客様が

多い感じでしたっけ。お肉屋さんなのでコスパはいいと思います。

和風の雰囲気やさっぱりしていてきびきびした接客もいいですね。

 

子供も今大学がオンライン授業がメインなので、今回一緒に

行けました。美味しかったな~。

駐車場は提携はないようなので、近くのコインパーキングか県庁の

駐車場ですね。他にも生姜焼きの定食とか牛スジ丼などあり、

もう少し贅沢なメニューもあるので、また行きたいと思います。

県庁裏は隠れた名店が結構あるので、(市役所や区役所も近いし)

発掘のし甲斐があります。

 

こういうご時世ですけど和食や国産牛が海外にもっと広がって

いくといいですね。日本酒も宝酒造の「澪」とか美味しいし、

スパークリングワインみたいな感覚で飲めますもんね。

 

読んで下さってありがとうございました。

色々なニュースを見て思いますが、日本の持っている良いものを

延ばして、経済的に強くならないといけないなぁと思います。

あらゆる意味で。

エイスケさんが逝っちゃった!

来てほしくない回がついに…。

何だかお母さんのバイオリンをしみじみ聞いたり、

岡山のお父様と朝まで酒を酌み交わしたり、憐太郎さんへの

励ましの言葉とか、子供達への接し方、なんか旅立ちへの序章みたいで

一層別れがつらくなります。

あぐりが、「優しくするときは、しばしお別れの時」って悟って

別荘で食事するシーン、別荘へ向かう途中、赤いスカーフがふわっと天に

舞うシーン、切なすぎるから!

そして里見浩太朗さんが泣かせてくれて、もう浩ちゃん泣かせないで!

 

株で損したとか、家族に迷惑を掛けないように廃嫡してほしいとか、

エイスケさんなりの責任の取り方なんだろうけどなぁ。

あぐりの肩に寄りかかるように倒れるシーンなんか、

最後はあぐりのそばで亡くなって良かったと思えるのですが、

そこはやはりエイスケさん、やらかしてくれちゃったことが

のちに露見するんですね。

 

愛人との間に隠し子が発覚し、その子のために養育費をとして

まとまった金額を払う羽目になって、悲しむ暇もなく頑張らなければ

ならないという昼ドラ的な展開になってしまうんですよね。

今の時代ならこちらが慰謝料を請求できるはずなんですが、

ポンと払っちゃうところがあぐりらしいです。

これは本当の話のようです。

 

好きなように生きて、駆け抜けて行ったエイスケさん。

実際も魅力的な人だったようですね。

女性も放っておかなかったでしょうが、夫としては本当に

大変な人を、萬斎さんが軽やかな魅力で鮮やかに私たちの心に

刻み込んでくれました。

 

ただ、息子の淳之介さんも作家になって、愛人を持って

(女優・宮城まり子さん)母親より先に死んでしまうという

親不孝のオンパレードをやってしまう残酷。親の後ろ姿を

真似てしまうって、あぐりは仕事では成功した人だけど、

家族関係では辛い事が多かったのかもしれません。

 

私の祖母もそうでしたが、戦争を経験している世代って強いと

つくづく思います。実際のあぐりもこれから戦争のせいで美容院を

休業したり、疎開したり大変なことをくぐり抜けて行くようですね。

引き続き応援して行きましょう。

 

読んで下さってありがとうございました。

エイスケさんはいつまでも私たちの心の中に。

 

 

 

 

 

 

映画「日々是好日」を見て

樹木希林さんの遺作ということで興味があって見ました。

茶道の先生の役なのですが、所作が流れるように自然で綺麗

でしたね。黒木華さんも二十歳からアラフォー位の年代を見事に

演じ分けており、キャピっとした女子大生からしっとりアラフォー

まで可愛かったと思います。

 

フェリーニの「道」みたいな何気げなさの中にじわっとした感動を

くれる映画でした。(劇中でも黒木さんのセリフの中にありました)

多部未華子さんが従姉妹で、何でも先を行っちゃう(就職・結婚等)

華やかな存在的な役どころでした。NHKの朝ドラの時と明らかに

目が違うので、そちらも少し気になるところでした。

(○形?)

 

黒木さんや希林さんの着物も素敵でした。

若い人は華やかな着こなし、歳をとったら渋い着物を粋に着こなし、

かっこよくて憧れちゃいます。

 

それは置いといて、お父さんが亡くなって、希林さんに励まされる

シーンが一番感動しましたね。希林さんのさりげない優しさに

涙がぽろり。茶道の師匠なのに、何だか年代を超えた友情みたいな

ものを感じました。

親御さんの暖かく見守ってくれる感もいいですね。

 

そして茶道の時に出てくる和菓子の美味しそうなこと!

エンドロールをチェックすると、やはり「とらや」や

鶴屋吉信」「たねや」など一流どころが。

学生時代、茶道部だったのでよく子供の学校の文化祭へ行くと、

必ず茶道部へ行きますが、どんな茶席かな~とか、どんなお菓子

だろうって想像するのも楽しみなんです。そして実際そのお茶と

お菓子のハーモニーがばっちりだと、至福のひとときですね。

季節の掛物、しつらえ、そういうのを楽しむのもいいです。

あと、生徒さん達が一生懸命もてなしてくれる心とか。

 

あー京都行って素敵なお庭を見ながらお茶飲みたいな!

 

やっぱり和室や日本庭園、畳が落ち着きますね。

読んで下さってありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「良家の子育て」を読んで

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私立のいい幼稚園へ入れたいと思っている方は

必見。こんな風に子育てすればよかったのね…一日を健康で

恙なく過ごさせるので精いっぱいで、と言い訳をしてしまいました。

生活習慣、マナー、思いやりの心、小さくてもレディ・ジェントルマンと

して接することの大切さが詰まった一冊です。

 

「お店にいった時に、食事の後お皿を重ねてよいか考える」

子供の頃ってそんな立派なお店に行ったことがないから分かりません

でした。

「足をぶらぶらさせない」は昔「キャッツ」を見に行った時、

後の席のお子さんが飽きてきたようで私の席をボンボン蹴ってくれて、

グリザベラが「メモリー」を歌うあの感動のシーンだったので、

「すみませんが蹴らないでください」と注意したことがあります。

勿論一流のものに触れさせてあげることも大切な教育です。

しかし、こういうところの過ごし方を教えるというのもまた

大切な教育だと思います。

チケットだって決して安価なものではないのですから。

 

「相手の気持ちを考えられる」とか「約束を守る」、大人でも

できない人っていますよね。あと「いやなことも伝えられる」

これは大事だと思います。私は、自分さえ我慢すればその場が

うまく収まると自分を抑え込んでしまって、姉妹の長女というだけで

損ばかりしてきたので、こういうことをもっと早く知りたかったなぁ。

勿論「No」と言ったあと、ごめんねと付け加えることが大事と

書いてあって、これは役に立ちます。

 

「汚れた足で人の家に上がらない」素晴らしい。

裸足でもよそのお家に上がる時は靴下をはく。

私って田舎者とつくづく知る。

 

「畳のヘリを踏まない」

これは3年位前に仙台白百合学園の学園祭でお点前に行って、茶室の

待合室で居合わせた白百合小のお母様ががお嬢様に教えていましたっけ。

さすが~。そしてヘリを踏んではいけない理由をその場のオトナ同士で

おしゃべりしていました。諸説あるみたいですが、家屋を大切に

使うということで、ヘリの部分は構造上弱いため踏まないというのが

理由のひとつのようです。その雑談の時一緒にいた、小学生のお孫さんを

お持ちのおばあさまが、中学校から入学させたいと

お考えのようでしたので、「キリスト教が嫌いじゃなかったら

いい学校だから入れた方がいいと思いますよ」とお話しした

思い出があります。

確かにその場にいた白百合小のお嬢様方は小さくてもレディの

品格を漂わせていましたっけ。お家でのしつけももちろんきちんと

されているのでしょうし、将来はきっと素敵な女性になられるの

でしょうね!

 

最後に、「強い心を育てる」これは貧富とか関係なしに

頑張れることなのですが、「人のせいにしない」ということ、

そういう時、人がどうだからとは言わないこと、そして自分のしたことが

良い事か悪い事かを考えさせる。大事ですね。

「けじめをつける」

これは大人でもできていない人がいるので、やはり

はしゃぐ時、そして静かにする時、その場のシーンをわきまえて

行動するって大切ですしね。

 

その他にも沢山いいことが書いてあって、子供の頃に知りたかった

なと思いました。私の母は放任主義だったので、私はよそで恥を

かいたりすることがあり、自分の子育てにはそういうことが

ないように頑張ってきたつもりですが、ウチの子たちは

二人とももう20歳過ぎてもまだまだの所があるので、

親としては心配なところがあるのです。

でも、私が20歳の時よりはいいかな。

 親の姿を見て育つというのもあるので、まだまだ

気は抜けません。

 

読んで下さってありがとうございました。

お小さいお子さんをお持ちのお母様お父様は

読んで損はなし。でも、もうすでに御存知でしたら

すみません。

 

「親切にされたらお礼の手紙を書く」

こんなの大人でも嬉しい~!