☆れいこさんのお部屋へようこそ☆

宮城のこと、大好きな京都や神戸、大阪、そして読んだ本のこと美味しかったものなどを書いています☆彡(時々美術音楽関係とか)

「ヴィオラ母さん」を読んで

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マンガのエピソードが笑えて楽しい本でした☆


テルマエ・ロマエ」のヤマザキマリさんが、

お母さまのことや自身の少女時代をを綴られた本。

シングルマザーでヴィオラ奏者の母リョウコさんは

ヤマザキさんにとっては、鼻息荒く野生の馬が子育て

しているが、好きな事を仕事にして、人生を楽しんで

いていいお母さんだった、という内容だった。

 

自分もこんな風に生きて、人生を謳歌してよいと

ヤマザキさんも思ったという。

素敵なお母さんでうらやましいな、と思う。

でも、自分のお母さんだったら、ウーンとなっちゃうかな。

私の母も料理・掃除等の家事全般が苦手だった。

実家は商売していたので、忙しさを理由に私の母も

高校の時はお弁当作ってくれたことないし、

友人がいつも羨ましかったな~。

 

全体的にはいい内容でした。

本の中でマンガのエピソードが幾つかあり、

「音楽は情緒を豊かにして優しい人間の

心を育む!」と言ってバイオリンを習わせたり、

洗顔せっけんがなくて洗濯石鹸で顔を洗ったり、

1週間くらい賞味期限の切れた乳酸菌飲料

飲んじゃったり、面白エピソードが

いっぱい。でも、優しい人で、離婚した元夫のお母さんと

離婚後も一緒に暮らしたり、動物好きで

優しい一面もあって、素敵な人なのだ。

私の母と比べるのは失礼でしょって

ヤマザキさんに怒られそうかな。

 

本の中で、お母様湘南白百合を卒業されたとのこと。

湘南白百合学園西川史子が卒業した位しか

知らなかったのですが、美智子上皇后様の疎開先であるとか、

川端康成の娘さんも通っていたというのをこの

本で知り、そうか、だから白百合ってお嬢様の学校

なのだと改めて知りました。強羅にある白百合は

ごきげんよう」がごあいさつって聞いたことが

あります。東京の白百合も有名だもんな~

 

話がそれましたね。

本の最後がいい締めだったので、紹介させて

下さい。

「呆れたり泣いたり笑ったりしながらも、毅然と前へ

進む。それが私にとっての、リョウコの母親らしさ

であった。」

「この地球に生まれてきたからには、この海がどれだけ

広いのかを教えてあげる。海という世界で生きるのは厳しいけど、

どこまでも、どんどん思う存分に泳げるということだけは

教えてあげる。だからそのあとは自分で好きなようにどんどん

生きていくのよ」

 

私も子供たちの前で、ママ頑張ったよ~って

胸を張れるようでありたいと思いました。

遠いかな~

まんが入りで、他にも面白エピソードや

ちょっと切なくなったり、

心が温かくなる話がいっぱいなので、機会が

あれば手に取ってみて下さいね。