仙台白百合学園 クリスマス・ミサ
(写真右は電飾が施されたされたXマスツリー。)青はマリア様のマントの色。マリア様の愛に包まれるという意味があるそうです。白百合学園で使われるタブリエにも青が用いられているのはそのためだそうです。
今日は仙台白百合学園のクリスマス・ミサに
行って来ました。ロザリオのマリア聖堂の中は
白が基調で美しい。厳かな雰囲気の中、
司祭様のお話を聞いている内に
気持ちよくなりすぎてつい眠気が襲ってくる
不届き者。
しかし、「まきびと」を歌っているあたりから
皆さんが並んで聖体拝領(司祭様から祝福を受ける)を
見ている間になぜか感動が溢れてきました。
私も一緒に祝福を受けました。
そして手に触れることは出来なくても、人々の
祈りの心の中に神様がいるのだと
強く思いました。
「主の祈り」の中で、
<わたしたちの罪をおゆるし下さい、
わたしたちも、人をゆるします>という
部分で、曽野綾子さんが
「これをどのくらい実践できているだろうか」
といつも祈る度に思うと本の中でお話しされていた。
確かに、信じていた人に裏切られて、
はらわたが煮えくり返るような怒りの中で
人をゆるすことは難しい。
許した方が自分も楽になるというのは
理屈ではわかっているのだけれど。
ミサの最後に修道女の方が、震災の時に炊き出しをされた
お話しをして下さり、殆どの人が感謝の言葉を述べて
受け取ったのに、ある男性が「おにぎりより仕事をくれ」
と言われた。自分はその男性の言葉を、自身の孤独や存在を
受け止めてほしいという叫びに聞こえた、という
お話しがとても心に残った。
人の言葉をその通りに受け止めず、その裏に隠された真実を
考えて受け止めることの大切さを改めて感じました。
厳かな時間の中で、
今年の怒りや悲しみが少し癒された気が
します。聖堂を出るところで偶然友人に会えたり、
いいクリスマスになりました。
(ロイヤルパークホテル近くの
イルミネーションが綺麗で人が結構出ていましたっけ)
皆さまもよいクリスマスを。
読んで下さってありがとうございました。