「わたし、虐待サバイバー」を読んで
辛くて途中で読むのことができなくなりました。
私もひどい思い沢山した方かなと思っていましたが、
性的虐待はなかったから。この著者の方も辛かった
だろうと何度かページを閉じてしまいました。
詳しい内容は今回は割愛しますが、この著者の方の
気持ちとてもよくわかります。
「過ぎたことでしょ」って父や自分の家族からもそう言われちゃうと
「あんたたちに、私の気持ちわかるわけないよね」って
思います。その言葉もどんなに腹わたが煮えくりかえる
思いでこっちが聞いているか。
心はもちろん身体に傷が残るほど殴られたことのない
人にはわかりえないことだと思うし。私は三姉妹で、次女は
父が溺愛して、わがままで自分が女王様でないと
気が済まないタイプだったので大変でした。私の
友人にも「なんであんたんちのおじさんはあんたばっかり
叱るの？」って言われた時は涙が出そうだった。
ケンカ両成敗って叩かれるのは私だったし。
母からは「長女なんだから」って言われていつも
我慢されられて。
そして私はただ同然でこき使える便利なひと。
両親が商売やっていたから、よく東南アジアとかで
子だくさんなのは労働力にするためらしいけれど、
私はまさにそれだった。学校から帰宅すると、
店番か、三女の世話か米とぎ等の家事、お使いとか。
子供ながら毎日大変でした。でも、忙しい両親の
役に立っていると思って必死でした。
店のことは今でも夢に見ます。
特に、父が保証人になって1000万近く債務をかぶり、店を
畳まなければならなくて、もうシャッターを閉めて
真っ暗な店の中。これからどうなってしまうのだろうって
不安でいっぱいだった時の気持ち。
両親も不安だったのだろうけれど、その後長女である
私が給食費・学費滞納とかで一番つらい目に遭うことなるのです。
父の暴力、母のネグレクト。
（次女も給食費滞納とかやられていましたが、
私ほどではありませんでした。）
三女がうらやましい。我が家が一番つらい時は
小さくてわけわからなかったから。
親の気持ちを考えて我慢して気を遣った私が
一番犠牲になったんです。何も言わないのをいいことに
見て見ぬふりをしていたのですから。学校って給食費
滞納しても一応食べさせてくれるんですよね。貧乏で、
私の中２の時の一番のご馳走が給食でした。
その時はお腹いっぱいになって。
よく「給食おいしくな～い」とか言っている
クラスメイトが心底羨ましかったです。
このことはいつかまたお話しする機会が
あると思います。私自身も苦しい事なので、
少しづつにはなると思いますが。
生きているからこそ、無念の思いの中で
亡くなった方々の悲しみ苦しみを代弁することの
手伝いができればと思います。
読んで下さってありがとうございました。
この世から虐待で苦しむ子供がいなくなって、
幸せに暮らせますように。親に向いていない人からは
親権をはく奪できますように。
