☆れいこさんのお部屋へようこそ☆

宮城のこと、大好きな京都や神戸、大阪、そして読んだ本のこと美味しかったものなどを書いています☆彡(時々美術音楽関係とか)

京都 太秦映画村 ~人生楽ありゃ苦もあるさ~

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水戸黄門グッズショップ。もちあの印籠もあります。)

しばらく前に太秦映画村へ行ったことがあります。

ここは時代劇をこよなく愛する私にとっては念願の聖地。

コスプレをしていくと入場料が半額(当時)になったので、

ポリエステル着物を着て行きました。

水戸黄門」「遠山の金さん」「銭型平次」「必殺シリーズ

そして「鬼平犯科帳」とか。子供の頃から大好きな時代劇のロケ地に

来ることができて本当に嬉しかったです。

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実際はそんなに広くはないのですが、ここを江戸の町にしたり、

ときに京の町にしたり、のれんを掛け替えたり、撮影の仕方とか、

俳優さんやスタッフの方の力で楽しんでいたんだな~と思いました。

鬼平犯科帳で出てくる不忍池も近くにある大覚寺の池を使っていたので、

大覚寺も翌日行ってみました。脳内でG・Kのインスピレーションが再生 ^^♪)

 

もちろん遊郭スペースもあったし、「銭形平次の家」は想像より小さくて、

慎ましい感じが良かったです。ここから事件現場へ向かう時、恋女房お静に

「おまえさん、気ぃ付けていっといで」

と肩に火打石を打ってもらっていたんだ!と思うと胸が熱くなりました。

鬼平ー」で、火付盗賊改の同心木村忠吾(尾美としのりさん)がよく

ふらついていた品川や上野の遊郭もここか!と思うと、

「忠吾め、こんなところで白首女に夢中になりおって」とひとりなりきり

長谷川平蔵ごっこにふけってしまうのでした。ワォ♡

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劇場もあって(上の写真)実際にスタント(切り合いのシーンとか)含めたお芝居を

見せてもらって、今の時代劇などで「剣の達人」という設定なのにへっぴり腰の

主人公とかないでしょ、というくらい立ち合いが素晴らしくて感動しました。

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エキストラの?坂本竜馬新選組が仲よく歩いていたり、(え?いいの?設定的に)

歴女のはしくれとして思ったり、「まぁ、よいではないか、今は泰平の世じゃ」

とジョークを飛ばしたり。腰元のお姉さまと「どこから来たの?」

と聞かれて、「楽天球団のある、仙台からです」(他県の人に紹介する時は、

これが結構わかりやすい傾向があるのだが)と答えたがわからない感じでした。

そしてなぜか「えさし藤原の郷」のある県と勘違いされ、みやこびとには岩手も

宮城も草深き場所にておそらく同じであろう、と深入りはせずに笑ってその場を

和ませて楽しくホテルに戻りました。

 

今、予算の関係でいい時代劇を作れないというか、N〇Kのひとり勝ち

状態なのが残念ですよね。BSで鬼平の再放送を毎週楽しみにしているんです。

やっぱり時代劇には人情があっていいですね。あと、出てくる人が心に残る

言葉や行いがあったり、礼儀正しさや生きる覚悟があったり、そして名もない

市井に生きる人々の中にも美学もあったり。

浅田次郎先生の作品とかどんどんドラマや映画にしてほしいですよね。)

 

かたき討ちとか見ると、「気持ちわかるな、今もOKにしちゃえばいいのに」

と思う時もあります。(明らかに冤罪の可能性がある場合を除いて)

「手出し無用。返り討ちにあっても、それがそなたの運命じゃ」とか言って。

かたき討ちにも覚悟がいるんですよね。白装束着て、返り討ちにあっても恨んでは

いけないというルールがあったり。(白装束は死装束で、よく剣道や柔道で

白い胴着を着るのは、死ぬ覚悟で勝負に臨むという意味だし。)

 

こんなことを思うのは私が年を取ったからなのかな。

いや、半沢直樹が流行るのだってあれ水戸黄門だし!

 

歳月を経ても変わるものと変わらないものがあっていいと

思います。京都は変わってほしくないし、(お店がニューオープン

とかは別として)それに、変わらない伝統を維持することも大変なことだし。

京都はあのまんま美しい京都でいてほしいです。

 

今、京都も大変だろうけれど、頑張って下さいね。人が来過ぎても

大変でしょうが、来なくても大変だろうと思います。

塩梅が難しいですよね。

読んで下さってありがとうございました。