☆れいこさんのお部屋へようこそ☆

宮城のこと、大好きな京都や神戸、大阪、そして読んだ本のこと美味しかったものなどを書いています☆彡(時々美術音楽関係とか)

あぐりからの田中美里つながりで

昔NHKの時代劇ドラマで、私の大好きな宮尾登美子原作の

「一弦の琴」という作品がありました。田中美里がヒロインで、

三田村邦彦さんが、田中さんの琴のお師匠さんという

配役でした。詳しい内容は忘れたのですが、最終回が宮尾作品らしくて

今でも心に残っています。なかなか上手く琴を弾けなくて悩む

田中さんに、別な女性の先生が、

「一弦琴のこころは、旅をするお遍路さんの心と同じ。

お遍路の衣装は、真っ白な白装束、それは遠くから見るとわからんが、

近くで見ると、汗や転んだ泥や血で汚れている、それは人の生きる道と

同じやないやろか」と話すんです。

そこで田中さんが、お遍路さんの衣装は、人の生きる道…と考えたあと、

師匠に認められるいい演奏ができるという話だったと思います。

お遍路さんの笠には「同行二人」と書いてあって、仏さまが

どんな時でも一緒にいて下さるという意味だそうですね。

白装束は死ぬ覚悟で着る衣装なので、四国八十八カ所を回るって

今でも大変なのに、昔は本当に亡くなる方もいる位大変だったと

本で読んだことがあります。

 

あぐりと違ってシリアスなストーリーでしたが、役で田中さんが

三田村さんに密かに憧れたりしてどうなるんだ最終回みたいな

とこでしたが、さすが宮尾作品、グサッと心に刺さっていまも鮮明に

覚えています。ハッピーエンドではなかったけど、いいドラマでした。

 

生きているとつい人の事を羨んだりしていまいますが、みんな

人知れず悩んだり、辛い思いしたりしているのでしょう。

生きていくって楽しい事ばっかりじゃないし、今こんな状況で

ストレス溜まってるし経済は不安だし逃げ出したい位悩んでいる

人もいると思います。

 

池上彰さんが、

「いつかこのコロナウイルスのことが何年かのち教科書に載るだろう。

その時に、人類の叡智によって乗り越えた」と書いてもらえるような

未来にしていきましょう、とどこかの大学の講演でお話しされていたのを

TVでみました。苦しくても、いつかそんな事があったけど頑張って

乗り切ったねって言えるように、いつかのその日が来た時に希望を

持っていきたいものですね。

 

読んで下さってありがとうございました。

 

水分とっていきましょう~